行政書士試験の一般知識対策として

議院内閣制と大統領制についてわかりやすく解説します。

 

試験対策として、議院内閣制と大統領制の

両者の特徴の比較についてまとめます。

 

議院内閣制

議院内閣制は、

内閣(行政府)が議会(立法府)が分立した上で、

内閣(行政府)が議会(立法府)の信任によって、

成立するイギリスで誕生した政治制度です。

 

議会が首相を選出し、

首相が国会議員の中から閣僚を選んで

内閣を構成します。

 

立法府と行政府は協力関係にあり、

内閣は議会に対して連帯して責任を負います

 

両者の関係が破綻した場合に

とることのできる手段として

議会には内閣に対する不信任決議、

内閣には議会解散権、また、内閣総辞職制度を備えるのが通常です。

 

議院内閣制を採用している国は、

イギリス、日本、ドイツ、スペイン、

スウェーデン、オランダなどがあげられます。

 

大統領制

大統領制は、

国家元首、行政の長たる大統領を、

議会とは無関係に、

国民の選挙によって直接選出する制度です。

 

大統領には、非常に強い権限が与えられ、

議会に対して責任を負いません

 

通常、立法府と行政府が厳格に分離され、

両者の権能が明確化され、

立法・行政・司法の三権も厳格に権力が分立されています。

 

大統領制を採用している国は、

アメリカ、フランス、ブラジル、韓国、インドネシア、

フィリピンなどです。

 

議院内閣制と大統領制の特徴は上記のようなものですが、

それぞれの制度の比較として、

イギリス(議院内閣制)とアメリカ(大統領制)の

制度制度の違いについても、

行政書士試験の一般知識で問われうる点ですので、

あわせて確認しておきましょう。

 

それでは両者のポイントを羅列していきます。

イギリス(議院内閣制)の政治制度の特徴

元首…国家元首は国王で世襲制です。

憲法…不文憲法

政治体制…立憲君主制

 

貴族院(上院)と庶民院(下院)からなり、

下院優越の原則があります。

 

下院で内閣不信任決議がされると、

下院の解散または内閣総辞職が行われます。

 

アメリカ(大統領制)の政治制度の特徴

元首…大統領制

憲法…連邦共和制

政治体制…成文憲法・硬性憲法(アメリカ合衆国憲法)

 

解散、総辞職はなく、大統領、議員は

任期満了まで務めます。

 

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