世界の法体系は、大きく分けて 英米法、大陸法の2つに分けられます。 英米法とは、イギリス、アメリカなどの英米諸国を 中心に形成された法体系で、 判例法、慣習法からなるコモン・ローと、 それを補充するエクイテ・・・
「法学用語」の記事一覧(23 / 47ページ目)
【法学用語】「訴えの利益」を手短に簡単に解説
訴えの利益とは、 民事訴訟や行政事件訴訟において、 裁判所が判断する適切性、必要性の要件のことで、 訴えの利益は、大きく2種類に分けられ、 請求の内容が本案判決の対象となりうるかどうかの権利保護の資格、 本案判決をするこ・・・
【法学用語】「訴えなければ裁判なし」を手短に簡単に解説
「訴えなければ裁判なし」とは、 民事裁判の原則で、民事裁判は 原告からの訴えがあって初めて開始するもので、 裁判所が事件を探し出して 勝手に裁判をはじめてはならないというものです。 この考え方から、訴訟の開・・・
【法学用語】「疑わしきは罰せず、疑わしきは被告人の利益に」を手短に簡単に解説
「疑わしきは罰せず(疑わしきは被告人の利益に)」 とは、刑事裁判における原則のことで、 刑事裁判において、検察側が挙証責任を負いますが、 裁判所が犯罪事実について確信を得られない場合には、 たとえある程度の嫌疑があっても・・・
【法学用語】「委任立法」を手短に簡単に解説
委任立法とは、 法律の委任に基づき立法府以外の機関(特に行政機関)が、 法規を定めることをいいます。 国会が国の唯一の立法機関ですが、 複雑で流動的な社会において それに対応する法律をすべて国会が制定するの・・・
【法学用語】「逸失利益、得べかりし利益、消極的損害」を手短に簡単に解説
逸失利益(得べかりし利益、消極的損害)とは、 債務不履行や不法行為がばければ 本来得られるべきであったはずの 利益のことをいいます。 例えば、商品を仕入れて 転売して利益をあげるつもりが、 売主の債務不履行・・・
【法学用語】「遺言執行者」を手短に簡単に解説
遺言執行者とは、 被相続人の遺した遺言の内容を 具体的に実行する者のことです。 遺言執行者は、財産目録を作成し、 金融機関での預貯金の解約手続きや、 不動産の名義変更手続きなど、 遺言の内容を実現するために・・・
【法学用語】「単純逃走罪」を手短に簡単に解説
単純逃走罪とは、 裁判の執行により拘禁された既決又は 未決の者が逃走したが逃走する罪のことで 1年以下の懲役に処せられます。 加重逃走罪と区別する目的で、 単純逃走罪と呼ばれます。 単純逃走罪・・・
【法学用語】「単純一罪、法条競合、包括一罪」を手短に簡単に解説
単純一罪 単純一罪とは、罪数の概念で、 外形上、1個の構成要件に該当する犯罪事実が 1回発生する場合に 一罪として処理されることをいいます。 法条競合 法条競合とは、ひとつの行為が 数個の構成要件に該当する・・・
【法学用語】「短期消滅時効」を手短に簡単に解説
原則として債権の消滅時効は10年とされていますが、 法律の規定により、 10年よりも短い期間で消滅時効が完成するものがあり、 これを短期消滅時効といいます。 例えば、5年で消滅するものは、 商・・・