実体的真実主義とは、 裁判における事実認定の考え方として、 可能な限り真相に近い真実を発見することを 目的とする立場のことで、 刑事訴訟においては この原則がとられています。 実体的真実主義に対する概念が、・・・
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【法学用語】「実況見分」を手短に簡単に解説
実況見分とは、 日本の捜査機関が検証 (五官の作用によって対象の存否、性質、状態及び 内容等を認識し保全する強制処分のこと)を 任意処分として行うことです。 実況見分の結果は、 実況見分調書として記録され,・・・
【法学用語】「事前抑制の禁止」を手短に簡単に解説
事前抑制の禁止とは、 何らかの表現物を発表しようとするときに、 表現行為に先立って公権力がなんらかの方法で これに抑制を加えること,および実質的に これと同視できるような影響を表現行為に及ぼす 規制方法を禁止することをい・・・
【法学用語】「自然債務」を手短に簡単に解説
自然債務とは、 債務者が任意に弁済をすれば有効となるものの、 債務者が履行しなくても 裁判手続によって債権者からは 履行を請求できない債務で、 債務の内容を強制的に 実現することもできない債務のことをいいます。 &nbs・・・
【法学用語】「自然権」を手短に簡単に解説
自然権とは、 人が生まれながらにして持つ 生命、自由、財産、健康に関する権利のことで、 国家によっても侵されない いかなる時代や場所においても 普遍的な人間の権利です。 日本では天賦人権ともいわれていました。
【法学用語】「自手犯」を手短に簡単に解説
自手犯とは、 正犯者自身の手による実行を不可欠要素とし、 間接正犯の形態によっては 犯しえない犯罪のことです。 無免許運転、スピード違反などがその例です。
【法学用語】「自招侵害」を手短に簡単に解説
自招侵害とは、 正当防衛を行う者自身が 自ら侵害を招いた場合に、 その侵害を避けるために行った行為について 正当防衛が成立するかどうかという問題です。 判例・学説の多くは 正当防衛は成立しないと 考えていま・・・
【法学用語】「事情変更の原則」を手短に簡単に解説
事情変更の原則とは、 契約締結後に当事者が 予測できない著しい社会事情の変化で、 契約どおりに履行させることが、 当事者間の公平に反し不合理な結果となる場合に、 当事者は契約解除や 契約内容の修正を請求しうるとする原則で・・・
【法学用語】「事実たる慣習」を手短に簡単に解説
事実たる慣習とは、 一般社会や特定の地域・産業などに存在する慣習で、 まだ法的拘束力までは 認められていない程度のものをいいます。 (「事実たる慣習」は民法92条の規定する「慣習」で、 法律と同一の効力を持つ 「慣習法」・・・
【法学用語】「事後法の禁止・刑法不遡及の原則」を手短に簡単に解説
事後法の禁止・刑法不遡及の原則とは、 実行のときに適法であった行為について、 後に施行された刑罰法規に遡及効を認めて、 さかのぼって処罰することはできないという原則です。 事後法の禁止は、罪刑法定主義の内容・・・