リラックス法学部 >商法・会社法をわかりやすく解説 >新株予約権(ストック・オプション)とは?
新株予約権(ストック・オプション)
新株予約権(ストック・オプション)とは
株式会社に対して行使することにより
当該株式会社の株式の交付を
受けることができる権利をいいます。
簡単に言えば決まった額で株式を買える権利のことで、
例えば1株100円で買える権利の新株予約権があれば、
株価が上がって1株200円になった時でも、
新株予約権を行使して100円で
株式を買うことができるという感じです。
単純に、買ってすぐ売れば
差額の利益を手に入れることができますし、
行使するかしないかは自由なので、
1株50円になってしまったときなど
株価が下がってしまったら買わずに
じっとしていればよいということです。
新株予約権は有償で発行することもできますし、
無償で発行することもできます。
新株予約権の募集事項の決定、
申込みから割当ての手続きは、
募集株式の発行の場合と同じです。
新株予約権者となる日
申込者は、割当日に募集新株予約権の新株予約権者となります。
払い込みの日ではないことにご注意ください。
(払い込みが不要な場合もありますので)
払い込みを要する場合は、
新株予約権者は、払込期日(払込期日の定めがない場合は、
新株予約権の行使期間の初日の前日)までに、
払込金額の全額を払い込まなければなりません。
新株予約権者は、株式会社の承諾を得て、
払込みに代えて、
払込金額に相当する金銭以外の財産を給付し、
又は当該株式会社に対する債権をもって
相殺することができます。
新株予約権者は、募集新株予約権についての払込期日までに、
それぞれの募集新株予約権の
払込金額の全額の払込みをしないときは、
当該募集新株予約権を行使することができず、
当該新株予約権は消滅することになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
・行政書士受験生にオススメのAmazon Kindle Unlimitedで読める本
スポンサードリンク
関連記事