委任立法とは、

法律の委任に基づき立法府以外の機関(特に行政機関)が、

法規を定めることをいいます。

 

国会が国の唯一の立法機関ですが、

複雑で流動的な社会において

それに対応する法律をすべて国会が制定するのは困難ですので、

法律で大綱をつくり、委任立法で細部を

つくっていくという形で対応していくというものです。

 

委任立法は、法律が委任することによってすることができ、

基本的な事項を法律で定め、詳細について

行政機関が命令で定めるという形で用いられます。

 

法律が基本的事柄も含めて全面的に白紙委任したり、

委任された事柄を超える形での委任命令を定めることはできません。


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