抵当権順位確定の原則、順位昇進(上昇)の原則とは、
抵当権の順位に関する原則で、
先順位の抵当権が消滅したときに、
後順位の抵当権の順位が
上昇するか、しないかの考え方です。
抵当権順位確定の原則は、
抵当権の順位は登記の先後によって
確定的に定まり、
その後に先順位の抵当権が消滅したり、
他の抵当権に変動があっても、
その抵当権の順位に変動はないとする原則です。
わが国では、この原則はとられておらず、
先順位の抵当権が消滅すると
後順位の抵当権が上昇する
順位昇進の原則がとられています。
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