登記名義人とは、
不動産登記で、登記記録の権利部に、
所有権・賃借権・抵当権などの権利について
権利者として記録されている者のことです。
登記名義人は一応、所有者と推定されますが、
実際の所有者と異なっている場合もあります。
例えば、所有者が死亡して相続が発生している場合に、
相続登記をしていなければ、
登記名義人はその故人名義のままですが、
実際の所有者は相続人という具合です。
不動産登記の権利関係の登記は
義務ではないので、
相続登記がされていない場合は少なくなく、
相続人間の遺産分割がまとまらない場合や、
特にもめていなくても、必要性を感じずに
そのままという場合も少なくありません。
例えば、自宅を担保にして、
リフォーム費用の融資を受けようとする場合などに、
一般的に、融資を申し込む者が
担保にする不動産の名義人になっていなければ、
金融機関は融資をしてくれないので、
その段になるまで必要性を感じず、
登記名義人が父や祖父のままだったということも
珍しくありません。
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