特別引出権( SDR)とは、
国際通貨基金(IMF)が
加盟国の準備資産を補完する手段として、
1969年に創設した国際準備資産、また、
IMF及び他の一部の国際機関の会計単位のことです。
SDRは通貨ではなく、また、
IMFに対する請求権でもありません。
SDRの保有者は、二通りの方法で
保有するSDRと引き換えに、
自由利用可能通貨を入手することができます。
ひとつは、IMF加盟国間で
自由利用可能通貨と交換する方法で、
もうひとつは、
IMFに指定された強固な対外ポジションを有する加盟国が、
弱い対外ポジションの国から
SDRを購入するという方法です。
2016年3月現在、
2,041億SDR(約2,850億ドルに相当)が発行され
加盟国に配分されています。
2016年10月1日付けで、SDRの価値は、
主要5 通貨(米ドル、ユーロ、人民元-RMB-日本円、
スターリング・ポンド)からなる
バスケットに基づいて日々更新され、
5年に一度、計算方法の見直しが行われています。
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