公法と私法
「公法」「私法」
という言葉があります。
文字通りのイメージだと思いますが、
公法は国家と国民(私人)の
関係の規律および国家の規律を行う法、
私法は、私人間の関係を規律する法
のことをいいます。
例えば公法は
憲法、行政法、刑法、
民事訴訟法、刑事訴訟法、
私法は、民法、商法などが分類されます。
明確な定義、分類があるわけではなく、
その線引きの仕方にも見解が分かれたり、
両者の側面を持つ法律があり、
すべてキッチリ分類されているわけではありません。
私法(市民法)と社会法
大きな企業などは「私人」とはいえ、
準権力的な存在である場合もあります。
「私人間」とはいえ、
一個人と大きな企業を平等にあつかうと
社会正義に反するような場合もあります。
実質的平等の観点からこのような場合に
私法(市民法)を修正する法律が、
「社会法」です。
労働三法や独占禁止法などの
経済法、生活保護法などの社会保障法などが
社会法と考えられています。
・行政書士受験生にオススメのAmazon Kindle Unlimitedで読める本
スポンサードリンク
関連記事