リラックス法学部 > コラム> 色んな勉強法や他のテキストが気になる人
資格試験の勉強をしている方は、世の中には、
色んなテキストや勉強法の本が溢れかえっているので、
気になる人も多いでしょう。
「〇〇試験勉強法」といった類の本は、
一番最初にその資格試験に取り組む際に、
全く知らない世界をのぞくために
一冊購入して読むくらいならよいのですが、
勉強を開始してからも、
あれこれ気になって色々手をつけてしまうという方は、
改めるべきです。
おそらくそういう方は
受験期間が長引くでしょう。
あれこれ気になって集中力が散漫になり、
自分の勉強法や自分の使っているテキストを疑い出し、
新たな勉強法、テキストに手をつけて
どれもこれも中途半端で、
「これもダメあれもダメ」
ということを繰り返し、
時間だけが経過していくという
悪循環に陥っていきます。
他のコラムでも書きましたが、資格試験は
特種な知識や能力を持った人を合格させたいものではありません。
最低限の知識の水準をクリアした人に
その資格を与えるためのものです。
ですから、合格者と不合格者の違いは、
基礎知識を正確に回答した人と、
おろそかにして不正確に回答した人という、それだけです。
基礎知識を正確に覚えるための作業は
どんなテキストでもすることは可能です。
少なくとも何年も出版されているテキストならば、
どれを使っても大差ないはずです。
合格する人はどんなテキストを使っても
合格するでしょうし、
不合格になるの人はその逆です。
では、勉強法の方はどうかといいますと、
合格した人も
勉強法の本を読んだかもしれませんが、
おそらく読んだ時の感想は、
「ふーん、あたりまえの事言ってるね」
ぐらいのもんだと思います。
せいぜいところどころ
参考になるところがある程度です。
カレーの作り方はいつの間にか覚えていて、
ふと、ルーのパッケージに書いてある作り方を読み
「うん、だいたいこんな感じで作ってるよね」
と思うのと同じです。
「なるほど!最初に野菜を鍋に入れるのか!!
真っ先にルーを入れていたからマズかったのか!!」
というような感動はないと思います(笑)
私も勉強法、ハウツー本、自己啓発本を読んだりしますが、
だいたいこのようなとらえ方で、色んな「確認」のためです。
「あー、ルー入れる前にアクを取った方がよかったのね」
といった多少の軌道修正程度です。
一から十まで
「なるほど!これは目からウロコが落ちた!」
と喜んだ方を、否定するつもりはありません。
年齢やそれまでの人生経験の差により、
当然そのような事もあるでしょう。
そういう方が合格するのは無理だというつもりも、
一切ありません。
しかし、「資格試験の勉強法」
の参考はそれで終わりにしてください。
その参考になった考え方を大切にして、
忘れないようにその本を何度か
チェックする程度にしてください。
人間は常に新しい刺激を求めているので、
同じテキスト、勉強法に飽きてくるので、
新しいものが気になってしまう気持ちはわかりますが、
それは「逃げ」です。
合格する人は、
「飽き」との闘いが始まるという事も
最初からわかっていますし、
合格するために必要な事が明確にわかって、
ムダな情報を遮断し、
日々緊張感を持ってそれに取り組むことで
受かるべくして受かります。
ちなみに私は合格率6%の試験に
数ヶ月で合格しましたが、
基準にしたのは、
過去問のレベルと合格に必要な点数だけです。
過去問を数年分見て、
このレベルで何点とればよいのかを
常に意識し、その基準をクリアするために必要なことを具体的に
考えて日々こなしたのみです。
その試験が難しいかどうかとか、
ふさわしい勉強法は何かということは、
本来自分で考えるべきものです。
私も正直、ネットや周りの声で、
不安になったりした事もありました。
しかし、「計画通り」合格という結果が出たときに、
「やっぱりな」と思いました。
もちろん、素直に人の話を参考にして、
改めるべき点はあったかもしれません。
しかし、同様に周りの声や勉強法にも改める点はあるでしょう。
自分の信念と、外部の情報どちらも100%ではないなら、
自分の信念を貫いて、
結果を受け入れる方を私は選びます。
それで失敗したものは収穫となります。
外部の情報で失敗したら、
外部のせいにして成長しないだけです。
ということで、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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