リラックス法学部 > コラム>行政書士試験に合格するには何時間勉強すればいいですか?
今回は質問をいただきましたので、
回答させていただきます。
質問者さまの承諾を得て、
質問文を掲載させていただきます。
予備校名等は伏せさせていただきます。
以下質問文です。
【〇〇予備校の初学者の講座を受講しましたが
3ヶ月後には教室が
一杯になりぎゅうぎゅう詰めですわらないと
いけないので嫌で〇〇に行かなくなってしまい、
その後に通信の〇〇行政書士予備校を
受講しているという状況です。
こんなぼくでも法学部さんみたいに行政書士に合格
できますでしょうか?
一日何時間勉強したほうがいいですかね?
合格までに最低何時間くらい勉強が必要でしょうか?
昨年11月の試験の自己採点が
96点という実力です(苦笑)】
(補足…行政書士試験は300点満点で合格ラインは180点)
というご質問をいただきました。
「ぎゅうぎゅう詰めに座らないといけないのがイヤ」
という気持ちよくわかります(笑)
私は、そもそも皆揃って
同じことをやるという事がイヤなので、
予備校には通っていません。
もちろん同じ目標を持った同志がいることで、
刺激になり、支えになるという人もいるでしょう。
本試験当日も試験会場の外で、
講師のような人と、
受講生のような人が集まって
励まし合っているような光景を
見ましたので、そういった繋がりが
あるのもいいかもしれません。
しかし、
「そうでなければいけない」
と思う必要もないかと思います。
質問者の方のように、
自分が一番心地よい環境で、
試験に向かうのがよいと思います。
そして、勉強時間についてですが、
私は全く意識したことがありません。
私がすべきではないと思うのは、
時間を目標にすることです。
何時間も机の前に座ることを目標にするのでは、
本末転倒になりかねません。
「今日は10時間も勉強した。よくがんばった」
と、ただ単に時間基準で考えると非常に危険です。
私は自分の集中力と照らしあわせて、
「数カ月後、試験当日にここまでの状態にもって行こう」
「そのために何月までにここまでをこなそう」
「そのために今日はここをやろう」
「ここまで、やったら休憩しよう。」
というふうに、長期的なビジョンを持ちつつ、
それに向けた短期的な目標を立てて、
こなしていきました。
ですので、
「今日は何時間で、試験までに何時間勉強するぞ」
という目標は考えたことがありません。
最初は知識ゼロの状態から始めるので、
どれにどれぐらい時間がかかるかわかりませんから、
短期的な目標は日々軌道修正しながら
ということになりますが、
そのような考え方で日々学習しました。
結果的には、平日は仕事前、
仕事後の時間や休憩時間などを利用し、3~5時間、
休みの日は10時間以上は勉強していたと思いますが、
それは、結果的にやることをこなすために、
それぐらい時間が必要だったというだけの事です。
はじめから「今日は10時間以上勉強するぞ」
と思ったら、私は面倒くさがりなので、
ウンザリして机の前に座って
勉強しているフリをして
「これで目標達成」と、
自分を騙す毎日を過ごすことになっていたでしょう。
「今日はとりあえずコレだけやろう」
と始めて、終わった時に
「なんだこれ、やるのに
10時間もかかったじゃねーか」
というふうに自分を騙すと、
同じ10時間でも中身の濃い時間になるのでは
ないでしょうか?
そして、
「昨年11月の試験の自己採点が
96点という実力です(苦笑)」
ということですが、大丈夫です。
私は合格の前年度は0点です。
受けていないので(笑)
もともと法律の勉強は好きで、
個人的に熱心にしてはいましたが、
「行政書士試験を受験しよう」
と思ったのは夏ぐらいだったと思います。
そこからおそらく4ヶ月か5ヶ月ぐらいの準備期間で
合格しました。
私もネットなどの声で、
勉強時間や難易度、予備校について
などの「勉強の相場」について調べたりしましたが、
例えば、
「一流大学の法学部卒でも勉強期間は1年は必要」
とあったら、
たいていの人は
「えー、じゃあ自分は最低でも3年かかるかもな」
というふうに考えるかもしれませんが、
私は「1年かかると思ってやるから
3年も4年もかかるんじゃねーの?
半年もいらねーだろこんなものは」
と思って、始めました。
これは勉強時間のとらえ方とも繋がりますが、
構え方は非常に重要だと思います。
私は子供の頃、公文式に通っていましたが、
公文式は時間で決まっているのでなく、
問題をこなしたら、帰っていいというシステムでした。
遊びたい盛りでしたので、
おかげさまで、異常な計算スピードが身につきました。
授業時間が決まっていたら、
おそらくこのスピードで計算をこなせないでしょうし、
その集中力も出せなかったでしょう。
時間ではなく、やることを基準にすることで、
スピードと集中力がグンと上がります。
また、問題やテキストをこなす時も
「難しいな、やっぱり自分には理解できないかも…」
と思うのではなく、
「私でも理解に苦しむ問題が出るとは、
この試験そこそこやりごたえがありそうだな」
ぐらいの、
「できて当たり前。とっとと終わらせて次行くぞ」
ぐらいの気持ちでこなしていくのが、
能率を上げるコツだと思います。
これを外部に出すと、
周囲に嫌われてしまう可能性が急上昇しますが、
自分の内心で勝手に思っているぶんには、
誰にもバレません。
ぜひ今まで心当たりのある方はお試しいただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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