ロンバート型貸出制度(補完貸付制度)とは、
日本銀行があらかじめ定めた条件で、
金融機関が日本銀行から基準金利
(従来、「公定歩合」と呼ばれていたもの)で
短期資金を借りられるという制度で
金融機関の資金調達を、低金利で安定的に行わせる仕組みです。
ロンバート型貸出制度は、
金融市場の円滑な機能の維持と安定化を図るために
2001(平成13年)年2月9日の
政策委員会・金融政策決定会合で創設が決まり、
同年3月16日から導入されました。
それまでは、日銀特融などの貸し出しは、
日本銀行が決定権を握っていましたが、
ロンバート型貸出制度は、金融機関側の判断で
資金を借入れできるのも特徴となっています。
年度末などの特別要因で金利が上昇しやすい局面でも、
あらかじめ定められた条件を満たす限り、
金融機関が希望するときに担保の範囲内で
日本銀行から借り入れすることができますので、
コール市場の安定化につながっています。
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