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奮闘(きばれ)!びったれのあらすじと感想

 

「カバチタレ」「がんぼ」シリーズの原作者の田島隆先生が原作で、

漫画が高橋昌大先生のコンビで2013年に連載開始した作品です。

 

漫画の高橋昌大先生はどうやら、カバチ、がんぼの漫画家

東風孝広先生のアシスタントをしていた方のようで、

田島隆先生からお声が掛かり、

連載がスタートしたとのことです。

今回は司法書士を主人公とした漫画ですが、田島先生はこれで

行政書士のカバチ、事件屋のがんぼ、司法書士のびったれを

同時に作っているという状態…

すごいです…

 

 

「カバチ」「がんぼ」のネタバレもありますので、

まだお読みでなくて楽しみにしている方はここから先をお読みになる際は

ご注意を…

 

 

本作は司法書士伊武努が主人公ですが、実は伊武には裏の顔もあり、

裏社会ではかなりの力を持った人物のようです。

カバチの大野所長もかつては事件屋でならしていて、

足を洗って行政書士になり、その後はその根性と胆力は維持しつつも、

あくまで法律家としての解決をしてきました。

極悪がんぼで、事件屋だった金子も、激昂がんぼでは市議会議員になり、

先輩議員との抗争に裏の方法は使わず、あくまで、

表の闘い方で勝つという姿が描かれましたが、

本作は昼と夜の顔を使い分けて、

表と裏の合わせワザで事件を解決していくスタイルのようです。

 

昼はカバチタレの頃の新人行政書士田村で、

夜は激昂がんぼ以降の力を持ってきた神埼という感じです。

 

作風は田島隆先生の色はモロに出ていますし、

東風孝広イズムもモロに出ています(笑)

一巻から、田島隆先生が

カバチタレ、がんぼシリーズで常に取り上げてきた

「子供」「親」「貧困」「育ち」

というテーマの色が強くなっていて、

痛々しいまでの描写に、また色々な事を考えさせられ、

身がひきしまりました。

 

主人公伊武が最初からメチャクチャ強いキャラですが、

今後どんな展開になっていくのか楽しみです。

 

ちなみにタコ部屋のくだりや、クロロフォルムをつくるくだりは

「極悪がんぼの1巻そのまんまじゃねーか」

とニヤけましたが、がんぼへのオマージュと解釈しておきます。

ちなみに伊武の裏社会の大物先輩の1人として、

見た目が極悪がんぼの頃の金子ソックリの人物がいましたが、

どうやら「金子」ではないようです。

カバチに神埼が出たり、がんぼに田村や栄田が登場したり、

あるいはカバチタレにナニワ金融道の灰原、桑田が背景に描かれていたりとか

があったので、今回の「びったれ」でも

カバチ、がんぼのキャラのスターシステムも期待しましたが、

今回は「金子」と見た目が似た別人ということのようです。

 

こういった小ネタも含めて今後も楽しみにしていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

田島隆先生原作の「極悪がんぼ」が念願のドラマ化という事でこしらえました↓

祝・ドラマ化「極悪がんぼ」特設ページへ

 

 


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