リラックス法学部 読書感想文  >ウメハラ To live is to game

 

ウメハラ To live is to game

監修・梅原大吾 作画・西出ケンゴロー 原作・折笠格

発行所・株式会社PHP研究所

 

梅原大吾さんとは1981年青森県出身

14歳で日本一、17歳で世界一になり、

「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」

としてギネスに認定されている方です。

 

梅原大吾さんは現在、

主にストリートファイターという

ゲームのシリーズで王者に君臨しているわけですが、

そのストリートファイターシリーズにのめり込んでいく、

中学生の頃の姿をマンガ化したものが、

「ウメハラ To live is to game」です。

 

梅原大吾さん自身の著作

『勝ち続ける意志力: 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』

『勝負論 ウメハラの流儀』も読ませていただき、

大きな感銘と刺激を受けましたが、

本作もまた大きな衝撃を受けました。

 

当時のゲームセンターの雰囲気や

筐体(ゲームの本体)などがリアルに描かれ、

インターネットが無い時代特有の

情報の流れ方の空気感や、

ウソかホントかわからないモヤのように漂う情報の中で、

どこに繋がっているかもわからない暗闇の道に

足を踏み込む恐怖とワクワクの中、

己の道を進む梅原大吾さんの姿が描かれています。

 

学校の課題で

日本国憲法の前文を暗記するというものに

梅原家全員で挑戦してみようという事になり、

一瞬で完璧に暗記してしまったお姉さんの頭の出来に

衝撃を受けた梅原大吾さん。

 

しかし、その苦い経験から、見出したのは諦めではなく、

己の取るべき方法でした。

 

このくだりはマンガでは

登場しなかったお父さんからの言葉も含め

『勝負論 ウメハラの流儀』

の方に詳しく記述があるのですが、

多くの人が学ぶべきところがあると思います。

 

 

自分が心から打ち込めるものへの情熱と、

周りのそのものへの評価や、

誰もが無謀、不可能と口にし、

踏み入れた事のない道へ足を踏み出し、

歩み続ける勇気と精神力は、

ゲームに関心がない方も

多くの学びを得られることと思います。

 

ちなみに私もストリートファイターは

小中学生の事に2をプレイしたことが

ある程度で、3以降はプレイしたことがありません。

 

「たかがゲームでしょ?」という方もいますが、

恐らくどんな物事でも、突き詰めてやった人は、

「たかが」などという言葉は出てこないと思います。

 

全く関係のないように見えるジャンルの事柄でも、

その矢印の向きは違っても、

同じぐらいの長さまで掘った人どうしは

話が合うと私は思っています。

 

自分が行っているもの以外を

「たかが」とか「ムダ」とか「ヒマだね」

とか心ない言葉で否定する人は、

自分以外を否定することで、自己を肯定、正当化し、安心する

世界が狭く浅い人と私は思います。

 

私は梅原大吾さんのその矢印の長さに

驚きと恐怖と希望を感じました。

 

このマンガで梅原大吾さんが、

ガイルのしゃがみ中キックの出かかりを

強キックで返す姿に、

シビれてくれる人が1人でも

多く増えてくれることを祈ります(笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


行政書士試験にわずか147日で合格した勉強法

行政書士受験生にオススメのAmazon Kindle Unlimitedで読める本


スポンサードリンク

関連記事