国際司法裁判所(ICJ)とは
国際連合の主要機関のひとつで、
自治的な地位を持つ常設の国際司法機関で
オランダのハーグに本部を置きます。
裁判官は、国籍の違う9年任期の15人で構成され、
裁判所の事務に従事する間は
外交官としての外交特権が認められます。
所長の任期は3年。所長選挙は、
15人の判事による互選方式で実施されます。
(ちなみに2009年から2012年まで
小和田恆氏が日本人として初めて所長を務めました。)
国家間の法律的紛争について裁判をしたり、
国連総会や国連安保理などの要請に応じ
勧告的意見を与え、
判決や勧告的意見による国際司法裁判所の意見は、
国際法の発展に多大な影響を与えます。
紛争当事国は、本裁判所に事件を付託しますが、
原則として当事国の双方が付託に同意をしないと
裁判を行うことはできません。
(国連に未加盟の国も当事者となることができます。)
ICJの司法的解決には、拘束力が認められます。
相手国に不履行があった場合は、
安全保障理事会に訴え、実行に促す
勧告・措置を求めることができます。
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