リラックス法学部 商法・会社法をわかりやすく解説 >社債管理者とは?

 

社債管理者

社債管理者とは、社債権者のために、

弁済の受領・債権の保全、

その他の社債の管理を行う者です。

 

社債を発行した場合、社債権者を保護するため、

原則として社債管理者を設置しなければいけません。

 

社債権利者は善管注意義務を負います。

 

社債管理者を置かなくてもよいのは

ただし、各社債の金額が1億円以上

ある種類の社債の総額を当該種類の各社債の

金額の最低額で除して得た数が50を下回る場合は

社債管理者を置かなくてもよいとなっています。

 

「各社債の金額が1億円以上」に

社債管理者を置かなくてもよいということですが、

社債管理者は、社債権者の権利を守るための存在ですが、

1億円以上の社債を引き受けるのは、

銀行やファンド、大企業といった「プロ」なので、

社債管理者を置いて保護をしなくても

よいであろうということです。

 

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