故意の内容 (平成2年2月9日最高裁) 事件番号 平成1(あ)1038 アメリカ国籍のXは知人から、 【化粧品】と言われて、 【ある物】を日本に運ぶよう頼まれ、 腹巻の中に隠して日本に入国しました。 &n・・・
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【刑法判例】賍物とは知らずに買い受けた場合(未必の故意)(昭和23年3月16日最高裁)の要点をわかりやすく解説
賍物とは知らずに買い受けた場合(未必の故意) 昭和23年3月16日最高裁 事件番号 昭和22(れ)238 被告人は、賍物(ぞうぶつ・盗品その他 犯罪行為によって不法に手に入れた財物) とは知らずに、衣類数・・・
【刑法判例】流れ弾が狙っていない者にあたった場合(法定的符合説・故意の個数)の要点をわかりやすく解説
法定的符合説 (昭和53年7月28日最高裁) 事件番号 昭和52(あ)623 Xは、巡査Aからけん銃を強取する目的で Aを狙って建設用びょう打銃を改造した手製装薬銃を発射し、 びょうはAに命中し、貫通して・・・
【刑法判例】交通事故で荷台に乗車した者が死亡した場合の予見可能性 (平成元年3月14日最高裁)の要点をわかりやすく解説
予見可能性 (平成元年3月14日最高裁) 事件番号 昭和61(あ)193 Xは、業務として普通貨物自動車(軽四輪)を運転中、 業務上の注意義務を怠り、 最高速度が時速30キロメートルに指定されている道路を・・・
【刑法判例】トンネル内でのケーブルからの火災(予見可能性)(平成12年12月20日最高裁)の要点をわかりやすく解説
トンネル内でのケーブルからの火災(予見可能性) 平成12年12月20日最高裁 事件番号 平成10(あ)579 近畿日本鉄道東大阪線生駒トンネル内における 電力ケーブルの接続工事に際し、 施工資格を有してそ・・・
【刑法判例】ホテルニュージャパン火災(監督過失)(平成5年11月25日最高裁)の要点をわかりやすく解説
ホテルニュージャパン火災(監督過失) 平成5年11月25日最高裁 事件番号 平成2(あ)946 地下2階、地上10階のAホテルで9階の客室でタバコの火の不始末で 9階、10階の大部分が延焼し、当直従業員・・・
【刑法判例】事実の錯誤と法律の錯誤(昭和26年8月17日最高裁)の要点をわかりやすく解説
事実の錯誤と法律の錯誤 昭和26年8月17日最高裁 事件番号 昭和25(れ)1242 養鶏場と養兎場を営んでいたXは、 野犬にかみ殺されてしまう被害に悩まされていました。 Xは、対策として罠・・・
【刑法判例】結果的加重犯と過失(昭和32年2月26日最高裁)の要点をわかりやすく解説
結果的加重犯と過失 昭和32年2月26日最高裁 事件番号 昭和29(あ)3604 夫Aと妻Bは日ごろから口喧嘩が絶えず、 離婚話も出ていた関係でしたが、 ある日も口論となり、Bの態度に激昂したは、 Aの・・・
【刑法判例】正当防衛の成立要件(昭和50年11月28日)の要点をわかりやすく解説
防衛の意思 昭和50年11月28日 事件番号 昭和49(あ)2786 被告人とその友人甲は自動車で走行中、 花火に興じているA、B、Cら3名の中の一人を 友人と間違って声をかけたところ、 3人に、「人違いをしてすみませ・・・
【刑法判例】高速道路侵入事件(被害者の行為の介在と因果関係)の要点をわかりやすく解説
高速道路侵入事件(被害者の行為の介在と因果関係) (平成15年7月16日最高裁) 事件番号 平成15(あ)35 被告人ら6人は、Xを呼び出し、 公園において,深夜約2時間10分にわたり, 間断なく極めて激・・・