リラックス法学部 >祝・ドラマ化「極悪がんぼ」特設ページ>ドラマ 極悪がんぼ 第7話「金子の友・本真」あらすじと感想
今回も、あらすじ、ネタバレ込みで感想をつづっていきますので、
まだご覧になっていない方がお読みになる際は、ご注意を…
今回は、極悪がんぼの原作でも、特に私が印象に残っている
金子(三浦友和さん)の幼なじみ、
本真(原作では本間)社長のお話でした。
平田満さん演じる本真社長は、非常に秀逸でした。
「本間社長」そのものでした。
私は今回のお話の前半部分の、神崎(尾野真千子)、本真、金子が
お姉ちゃんのいる飲み屋で、子供の頃の昔話をするシーンで、
完全に原作が重なり、涙が溢れてきました。
また、金子が本真商事の危機的現況を知り、
本真社長を咎めるシーンも、
原作そのままの描写に涙モノでした。
原作が大好きというバイアスがかかって、
普通のドラマの見方とは違う感想になってしまうかもしれませんが、
私はこのシーンで「極悪がんぼ」を観ている事を再認識しました。
当たり前で、わけのわからない感想かと思いますが、
ドラマ化してから、私が最も「極悪がんぼ」を
感じたお話でした。
このお話は原作では第6巻に掲載されているお話で、
この単行本の表紙は雨にズブ濡れになる神崎と、
その後ろに傘をさす金子という構図で、
帯には
「人は無駄に死ぬ。」
と書かれたものです。
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私は今回のお話を観ている最中は常に
その絵が頭に浮かんできました。
ストーリーは、銀行の貸し剥がしに合い、
資金繰りが悪化し倒産の危機に貧した本真社長を、
幼なじみの金子が救おうと、
心を鬼にして、本真と向き合い、
債権者や銀行などと金子が渡り合うも…
というものです。
ドラマは初の次週に続く展開となりました。
今回、ドラマをご覧になり、
この文章をここまでお読みいただいた方には、
ぜひ、原作の第6巻をご覧になっていただきたいと
思います。
本間社長の奥さんが、本間社長の最後とどう向き合うかを
ぜひお読みになっていただきたいと思います。
ドラマではやはり異なる描き方がされていましたが、
原作「極悪がんぼ」での、田島隆先生・東風孝広先生の
「あの描き方」をぜひお読みになっていただければと思います。
今回のお話は、
「私が最も極悪がんぼを感じた」
と述べましたが、
それでもあえてここで、述べさせていただきますと、
夜9時からのドラマという事で、
相当マイルドに消毒・消臭された作品となっています。
私としては、このドラマで極悪がんぼに初めて触れたという人に、
「極悪がんぼってそういう話ね」
とこれで片付けられると、正直悔しいものがあります。
ドラマはドラマですばらしいと思いますが、
この世界に興味をお持ちになった方には、
原作の、血と汗と涙と油で異臭の放つ世界を
ぜひ体感していただきたいと思います。
という事で、今回は私個人的な感情が中心の感想となってしまいましたが、
次週も期待したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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