合成の誤謬(ごびゅう)とは、
ミクロの視点(部分的、個人や企業)などでは正しい行動でも、
それが合成されたマクロ(全体として)の世界では、
必ずしも意図しない結果(よくない結果)が
生じることをいいます。
例えば、個人が消費量を減らし節約することによって
貯蓄が増加しますが、
皆がこうすると消費が減ることにより、
企業の収益が減少し、
企業は人件費を削減し‥
とめぐりめぐって個人の生活が苦しくなることになる、
といった具合です。(これを「貯蓄のパラドックス」といいます。)
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