リラックス法学部 コラム >難化する行政書士試験への対策

 

行政書士試験の試験勉強をしている方は、

その傾向の変化に不安を抱く方も多いようです。

 

ネットや周りの話が色々と耳に入り、

「今までのやり方では

受からないのではないか?」

「テキストだけでは情報が

不足しているのではないか?」

という不安から、

あれこれ手を付けてしまう方も多いようです。

 

そんな時どのように試験対策を行えばよいのか

という事についてですが、

私は行政書士試験は、

過去問、テキスト、六法のみで

十分かと思います。

 

テキストも複数に手をつけず、

一冊(試験範囲を網羅する冊数。

三冊一セットなら三冊)

を徹底的にやるのが一番かと思います。

 

「もしテキストに載っていない

問題が出題されたらどうする?

現に今年のこの問題は

テキストに載っていないではないか?

今後このような問題に対応するためには

テキストだけでは足りないのではないか?」

 

という感情の方もいると思いますが、

ここで冷静に考えていただきたいのは、

その、

「テキストに載っていない未知の問題」

が合否に影響するか?

ということです。

 

その「未知の問題」以外の問題に意識を向けてみてください。

そして、

テキストに載っていたにも関わらず

不正解となってしまった問題を

チェックしてみてください。

敗因はそっちです。

 

要するに、どのテキストにも載っている

基本的な問題を正確に理解しているかどうか

を問われるのが試験です。

 

試験で問われるのは、

知識の量ではなく、知識の精度です。

 

 

問題を作る側も、基本的な事項を正確に

理解している人間が正解に辿り着けるように、

問題を作成しています。

 

正確に理解している人と

うろ覚えの人がどちらも正解してしまっては困るのです。

 

だから本物っぽい偽物と、

偽物っぽい本物をまぜて、

きちんと理解した人に点数を取れるように

作っているのです。

 

決してマニアックな知識を持った人に

点数を取ってもらいたくて

作っているわけではありません。

 

ですので、ネットや周りの声に不安になり、

あれこれ手をつけて、ぼんやりした知識を

増やし続ける作業を続けても合格に近づきません。

 

的を絞って、その範囲を

徹底的に叩く事が重要です。

 

ですので、私は

「試験が難化している」という状況は、

「本物っぽい偽物と偽物っぽい本物の作り方が、

さらに巧妙になっている状態」

で、

「昔の知識量では受からない」

のではなく

「昔の知識の精度では受からない」

という事だと思います。

 

ですので、「難化している」

といわれる試験への最大の対策は

基礎の徹底

に尽きると思います。

 

このように「難化している試験」を捉えて、

いろんな情報に不必要な不安を抱かず、

しかしこれまで以上の緊張感を持って

基礎の学習をしていただければと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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